韓国最大規模のドーム型植物園である巨済植物園が1月17日、正式にオープンする。
巨済植物園は巨済市農業開発院の敷地4560平方メートルに280億ウォン(約28億円)=国費130億ウォン〈約13億円〉、道費38億ウォン〈約3億8000万円〉、市費112億ウォン〈約11億2000万円〉=の事業費を投じて建設されたもので、2014年6月に着工し、4年6カ月かけて完成した。韓国最大規模のドーム型熱帯温室と野外生態庭園、芝生広場、便宜施設などからなる。
メインの建物である巨済ジャングルドームは、まるで熱帯雨林を連想させる。およそ7500枚の三角ガラスが使用されており、約300種、1万株の熱帯植物がある。また、武陵桃源からインスピレーションを得た渓谷や高さ10メートルの屋内滝、照明で演出された洞窟、メディアを通じて目にすることができるジャングルの動物など、さまざまなコンテンツを誇る。ジャングルドームの周辺には野外水辺公園や芝生広場、石附作公園などがある。
巨済ジャングルドームの観覧時間は、冬季(11月-2月)が午前9時30分-午後5時(午後4時にチケット販売・入場しめ切り)、夏季(3月-10月)が午前9時30分-午後6時(午後5時にチケット販売・入場しめ切り)だ。入場料は大人5000ウォン(約500円)=巨済市民4000ウォン〈約400円〉、20人以上の団体3000ウォン〈約300円〉=。
これに先立ち、巨済市は昨年10月に開催された第14回巨済島花祭りの期間中に巨済植物園を事前公開した。9日間の祭り期間中に6万2000人余りが植物園を訪れるなど、好評を博した。