2019年、韓国人が最も多く訪れた都市はどこだったのだろうか。KRTがパッケージツアー客の内部データを活用し、2019年の人気海外旅行先総決算ランキングを発表した。
◆2019年人気海外旅行先
栄えある1位はベトナム・ダナンだった。続いて2位はタイ・バンコク/パタヤ、3位は中国・青島で、4位にはベトナム・ニャチャンが入り、ベトナムが人気だった。フィリピンも2カ所(ボラカイ7位、セブ10位)がTOP10に名を連ね、依然として人気が高いことが分かった。
該当のランキングは、2019年1月から12月にかけて、KRTのパッケージツアーを利用した旅行者の内部データを活用し、調査した結果だ。
◆圧倒的1位、ベトナム・ダナン
2019年にKRTで最も人気が高かったパッケージツアーの旅行先はベトナム・ダナンだった。朴恒緒(パク・ハンソ)監督がサッカー・ベトナム代表監督として赴任後、大きな成果を得た点が肯定的に作用したものとみられる。
そのほか日本製品不買運動、香港のデモなどの影響で、東南アジア旅行の需要が全体的に高かった点も考えられる。実際にTOP10にランクインした旅行先を見ると、タイやフィリピンなど東南アジアの国が多かった。
◆オーストラリア・シドニー、トルコ、スペインも人気
2018年に続き、2019年もアジアの国・地域の人気が高かったが、6位にオーストラリア・シドニーが入った。
季節がはっきりしており、10時間以上のロングフライトとなるオーストラリアの都市が上位にランクインしたのは、注目すべき点と言えるだろう。一方、伝統的な強者である欧州の国トルコ、スペインはそれぞれ8位、9位だった。
◆2020年の海外旅行展望
2019年にアシアナ航空のリスボン就航により旅行商品の多様化が進んだスペイン・ポルトガル人気が2020年にも持続するものとみられる。
また、代案旅行先に対する関心が急増し、カンボジアやタイ・チェンマイなど、これまで人気の高かった旅行先以外の選好度がアップするものと予想される。
ソ・ミヨン記者