韓国人が好きな服の色1位は？

　「白衣民族」と呼ばれるほど過去には白い服をよく着ていたことが知られているが、2019年の韓国では季節に関係なく、最も好きな服の色として回答者の28.0％が黒を1位に挙げた。以下、白が15.0％で2位、青が11.0％で3位だった。そのほか紺色（7.0％）、灰色（6.0％）、赤（5.0％）、黄色（5.0％）、ピンク（5.0％）、緑（4.0％）、紫（4.0％）がトップ10にランクインした。

　黒は特に若い年齢層ほど選好度が高かった。男性が好きな服の色は黒、青、紺色、灰色など4色が67％を占めたが、女性はそれらの比率が35％に過ぎず、ピンクを筆頭に黄色、赤、紫など、より幅広く多彩な色を挙げ、男性と女性では差が見られた。ただし、白の選好度は男女とも同様だった。

　日常生活において濃い色の服は汚染・変色の心配が少なく、視覚的収縮効果も期待できるという点で、薄い色の服に比べ有利な点が作用したものとみられる。

クォン・ヨンス記者