Mnet『プロデュースX101』チーフプロデューサーとプロデューサー
デビュー候補者の順位 一部入れ替わる
携帯電話内容削除など証拠隠滅試みる 飲食店で芸能事務所から接待
大手エンターテインメント関連企業CJ ENMが運営する音楽専門チャンネル「Mnet(エムネット)」のオーディション番組『プロデュースX(エックス)101』で、視聴者投票操作疑惑が持たれていた制作スタッフ2人がついに拘束された。
ソウル中央地裁のミョン・ジェグォン令状担当部長判事は5日、番組制作を担当したアン・ジュンヨン・プロデューサーとキム・ヨンボム・チーフプロデューサーの拘束前被疑者尋問を行い、拘束令状を発行した。令状発行の理由について、ミョン・ジェグォン部長判事は「犯罪の疑いが疎明され、事案が重大である」と明らかにした。拘束されたキム・ヨンボム・チーフプロデューサーはポッドキャスト番組『ナヌン・コムスダ』キム・ヨンミン・プロデューサーの実弟だ。警察は、拘束された2人のほかにも制作スタッフと芸能事務所関係者の2人の拘束令状も請求したが、裁判所は「現段階で拘束の理由と必要性、相当性を認めるのは難しい」として請求を棄却した。
『プロデュースX101』はアイドル練習生101人が出演、視聴者投票の順位に基づき11人をアイドルとしてデビューさせるオーディション番組だ。今年7月に最後の生放送で人気が高かった練習生たちが脱落、予想外の練習生たちがデビューして投票操作騒動が巻き起こっていた。最後まで残った練習生20人の視聴者テキストメッセージ得票数を公表したが、1位と2位、3位と4位、6位と7位の間の得票数差が2万9978票と全く同じだった。視聴者たちは「1位から20位までの得票数がすべて『7494.442』の倍数だった」と操作疑惑を提起した。この騒動が広がると、Mnetはアン・ジュンヨン・プロデューサーら制作スタッフに対する捜査を警察に依頼した。視聴者たちも真相究明委員会を作って制作スタッフを詐欺や偽計業務妨害などで告訴・告発した。