「女優デートDV事件」の主人公が女優ハ・ナギョンだということが分かった。
ソウル中央地方裁判所のピョン・ソンファン判事は24日、特殊脅迫、特殊暴行、名誉棄損などの容疑で起訴された女優Hに対し、懲役8月、執行猶予2年を言い渡したことを明らかにした。
Hは昨年、交際相手の20代男性から別れを切り出されると、繰り返し暴行し、恋人の家に無断で入り込んだ疑いを持たれている。該当の男性を誹謗中傷する書き込みを知人らに広めた疑いもある。
Hは交際相手に向かって乗用車で突進したり、この男性が乗用車のボンネットの上にいる状態でそのまま発進し、被害者が道路に落ちたことが分かっている。また、交際相手がほかの女性たちと会うと、この男性の知人80人余りを招待してコミュニケーション・アプリ「カカオトーク」のグループチャットをつくり、私生活を暴露していたことが確認された。
裁判所は量刑について「被告人は事件前にも交際していた男性に対するデートDVで何度も罰金刑を受けている。被告人が被害者と今後交際しないと誓った点、被害者にも責任がある点をくみ取った」と理由を述べた。
こうした事実が伝えられると、オンライン・コミュニティやソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)などで女優Hはハ・ナギョンではないかと疑う声が上がっていた。
ハ・ナギョンは自分の名前がポータルサイトのリアルタイム検索ワードランキングで1位になったことを知ると、デートDV事件の当事者である女優は自分だと認めた。
ハ・ナギョンは「2017年7月にホストバーで会った男性と交際することになった。昨年10月に食堂で口げんかしたところまでは合っている。複数の記事に私が車を突進させてぶつけたと書かれているが、突進していない」と説明。
また、ハ・ナギョンは「すべての人に私のことを誤解する権利があり、私はそれについて釈明する必要はない」としながらも「皆さんが気になっていて、私もこうなった状況が…」と主張し、戸惑って言葉をつづけられなかった。
パク・ヨンソン記者