俳優アーノルド・シュワルツェネッガー、シリーズ6作目で訪韓
「前に韓国へ来たとき、『I’ll Be Back(戻ってくる)』と言った。その約束を守ったぞ!」 72歳のアーノルド・シュワルツェネッガー(写真)が、『ターミネーター』で再び帰って来た。21日にソウル市光化門のホテルで開かれた訪韓記者会見でシュワルツェネッガーは「たゆみなくトレーニングしているおかげで、依然としていつでもアクションの演技ができる。私はまだ役に立つし、ばりばりだ」と大きく笑った。
シュワルツェネッガーが新たに出演する映画は、今月30日封切りの『ターミネーター:ニュー・フェイト』。ターミネーター・シリーズの6作目で、1作目及び2作目の演出を手掛けたジェームズ・キャメロンがプロデューサーになった上、シュワルツェネッガー、リンダ・ハミルトンといった往年のメンバーが登場し、話題を集めている。ターミネーター・シリーズは1984年に1作目が公開された後、映画史の新たなページを記したと評されている。世紀末的な映像に先端コンピューターグラフィックが加わった秀作として記録され、91年公開の『ターミネーター2』は当時、世界で5億1984万ドル(現在のレートで約564億6000万円)を稼ぎ出した。
『ターミネーター:ニュー・フェイト』は、『ターミネーター2』に続く物語だ。長い時が流れた後、サラ・コナー(リンダ・ハミルトン)とT-800(シュワルツェネッガー)は再開し、2人は人類の新たな希望であるダニー(ナタリア・レジェス)を守るために戦うスーパーソルジャー、グレース(マッケンジー・デイヴィス)と出会う。シュワルツェネッガーは「リンダ・ハミルトンがこの映画へ一緒に復帰するという話を聞き、すごく嬉しくて叫んだ」と語った。「『ターミネーター2』でのリンダのように素敵で強靭な女性を演じる女優は、それ以前もその後もいなかった。リンダはオファーを受けた後、1年近く毎日のようにアクション復帰のためのトレーニングを行ったと聞いた。再会したリンダは相変わらず格好良かった」。
この日の記者会見には、映画の演出を手掛けたティム・ミラー監督とリンダ・ハミルトン、ナタリア・レジェス、マッケンジー・デイヴィス、ガブリエル・ルナなども共に出席した。ハミルトンは「28年ぶりにシュワルツェネッガーと会ったけれど、撮影セットで彼と会った瞬間、完璧にまた映画の中へ戻ったようだった。すべてが自然だった」と語った。
ソン・ヘジン記者