今年の秋夕(中秋節、今年は9月13日)連休に済州道を訪れるなら、タランシュイオルム(オルム=寄生火山)で月を眺めてはいかがだろうか。秋夕を迎え、タランシュイオルム一帯では「第9回細花里タランシュイオルム月見フェスティバル」が開催される。
地図で見ると丸く浮かんで見えるタランシュイオルムの直径は1013メートル、周囲3391メートルだ。済州の説話によると、ソルムンデおばあさんがスカートで運んでいた土がこぼれ落ちてできたのがオルムで、タランシュイオルムはあまりに盛り上がって突き出していたため、手でたたいて穴を掘ったのが今の噴火口だという。
細花里タランシュイオルム月見フェスティバルは、済州のオルムのランドマークと言えるタランシュイオルムを積極的に活用し、オルムの地質、歴史、文化、生態など環境価値を広く伝え、望ましいオルム探訪文化を定着させるためのものとして、細花里マウル会が主管している。
細花里タランシュイオルム月見フェスティバルでは、秋夕を迎え、帰省した済州道出身者や観光客らのために見どころを提供し、地域の発展と住民の安寧を祈願する。
14日午後3時から体験広場が始まり、月の点灯式、タランシュイオルム夜間山歩き、野外家族映画上映など、さまざまなイベントが行われる。イベントに関する詳しい情報は、細花里マウル会に問い合わせればよい。