ソウルで名節気分を味わえる異色の旅5選

 一人暮らし世帯が増え、連休に帰省せず一人で過ごす「一人秋夕(中秋節、今年は9月13日)族」が増えている。名節に一人で過ごす予定なら、帰省しなくても名節気分を味わえるエアB&B(Bed&Breakfastの略、宿泊と朝食をセットにした簡素なタイプの宿泊施設)トリップを体験してみてはいかがだろう。

 連休期間中、一人でも負担なくエアB&Bのさまざまな旅に参加することができ、忙しい日常の中でなかなかできなかった一風変わった余暇体験を楽しめる機会だ。あんこ餅作り体験から東洋画、螺鈿作品作り、小規模な国楽ライブコンサートに至るまで…ホストの支援を受けながら伝統文化体験を楽しめる旅を紹介しよう。

【伝統文化体験トリップ】

◆韓国式デザート、あんこ餅作り(ソウル市竜山区)

ソウルで名節気分を味わえる異色の旅5選

 マカロン、フィナンシェ、マドレーヌなど西洋のデザートがあるとすれば、韓国には甘くてかわいらしいあんこ餅がある。1時間半にわたる旅では、ホストによる親切なガイドを通じ、初心者でも手軽にあんこ餅を作ることができる。ここではあんこの包み方から三角棒を使った製造方法、デザインの応用まで学ぶことができる。

◆アーティストと一緒にモダン東洋画を描く(ソウル市麻浦区)

ソウルで名節気分を味わえる異色の旅5選

 芸術家のこじんまりした作業室で、東洋画家とともに伝統とモダンがマッチした現代東洋画を学んでみてはいかがだろう。健康や幸せ、幸運を象徴する花や動物など、慣れ親しんだ素材を生き生きと描いていると、いつの間にか心が落ち着いていくのを感じることができる。絵を描く旅をする空間に韓紙(韓国の伝統製法ですいた紙)や画板、筆などが全て備わっており、ゲストが別途材料を準備する必要がない点も便利だ。

◆自分だけの感性で作る螺鈿作品(ソウル市江南区)

ソウルで名節気分を味わえる異色の旅5選

 韓国の伝統工芸の一つである「螺鈿漆器」を作る旅。韓国と英国で陶芸やデザインを勉強したホストは、ゲストが自ら螺鈿漆器を作ることができる体験を提供する。長い時間がかかる伝統的な方式ではなく、好みの図案で貝殻を切り貼りし、手鏡や器など、手軽に自分だけの作品を作ることは、名節連休中に一人で過ごす人たちにとって、一風変わった経験のハイライトになるだろう。

◆気軽に鑑賞できる国楽ライブコンサート(ソウル市江南区)

ソウルで名節気分を味わえる異色の旅5選

 韓国の伝統音楽・国楽の深さ、趣を感じることができる旅もある。牙箏演奏者で公演企画を行うホストが手掛ける旅は、ゲストと一緒にランチを食べた後、伝統楽器の美しさ、エピソードを聞きながら公演を鑑賞する。ホストとの会話を通じて、以前はよく耳に入ってこなかった各楽器の音や趣を感じ、伝統楽器をより身近に感じることができるだろう。

◆自分の名前を刻む手作りはんこ(ソウル市蘆原区)

ソウルで名節気分を味わえる異色の旅5選

 個性的なデザインで自分の名前を刻む手作りはんこ製作旅もある。ホストは小さな石にナイフで名前を刻み、デザインする作業を教えてくれる。毎日呼ばれる名前の意味を改めて考える時間を持ち、日常の中のアナログ感性を刺激する特別な体験ができる。

ソ・ミヨン記者
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