韓国大統領府(青瓦台)が文在寅(ムン・ジェイン)大統領による秋夕(中秋節、今年は9月13日)の贈り物を8月28日公開した。
文在寅大統領夫妻は秋夕を迎えるに当たり、国家有功者や社会的に配慮が必要な人たちを含め、およそ1万4000人に秋夕のギフトを贈るという。
今年の秋夕のギフトは忠清南道舒川郡の素穀酒をはじめ、釜山市機張郡産のワカメ、全羅北道コチャン郡産のピーナッツ、江原道旌善郡産のチョウセンアザミなど、各地域の特産物4種からなるセットで構成。若者や宗教家などには素穀酒の代わりに忠清北道堤川市産のはちみつが贈られる。
文在寅大統領夫妻は「丸い月の下で松餅(ソンピョン)を作りながら情を分かち合い、願い事をする秋夕」とした上で、「まじめに生きてきた一日一日が積み重なり、われわれの生き方や心が満月のように大きくなった」とあいさつ。また「平和と繁栄の韓半島時代は、豊かな秋夕に浮かんだ明るい満月のようにやって来るだろう。新たな100年の希望をともに成し遂げよう」というメッセージを添えている。
今回の贈り物は、ハンガリーで起きた遊覧船事故現場で救助に当たった隊員、江原道で発生した山火事の鎮火活動に当たったボランティア、口蹄疫および豚コレラなど伝染性疾病の防除活動参加者、障害者の活動を助ける介助者らを含め、国家の発展のために献身した各界の元老、国家有功者の家族、義死傷者、独立有功者の子孫、模範青少年などに贈られる予定だ。
キム・ギョンヒ記者