「最近、これがトッポッキ(餅の唐辛子みそ炒め)ワインと呼ばれているそうです」
アヨンFBCワインナラのピョン・ウォンギュ氏がそう話した酒は、ニュージーランド・マールボロ産の白ワイン(ロング・クラウド・リザーブ・ソーヴィニヨン・ブラン)。葉が擦れるような爽快でさわやかな後味が、甘辛いトッポッキとよく合うことから、このような別名が付いたという。「価格も手ごろで味もすっきりしており、20-30代の女性たちの間で人気です。トッポッキ、焼きギョーザ、のり巻きなどとよく合うことから、軽食ワインとしても有名です」
ワイン・セレクトショップ「ウィキッド・ワイフ」も「コンチェルト・レッド・スパークリング」というワインを「トッポッキ・ワイン」として紹介し、顧客からよい反応を得ている。「甘さ控えめの味、すっと溶けるやわらかい泡がトッポッキとよく合う」というのが、同店の説明だ。ソウル・西村の「バー・チャム」のバーテンダー、イム・ビョンジン氏は「甘酸っぱくさわやかなカクテルは大体トッポッキとよく合い、深い味で香りが強いウイスキーに常温の水を少しだけ注いでソフトにしたものも、意外といい組み合わせだ」と語った。
ソン・ヘジン記者