【ソウル聯合ニュース】カンヌ国際映画祭で最高賞のパルムドールを受賞した韓国のポン・ジュノ監督の「パラサイト 半地下の家族」が、月末から9月にかけて北米の映画祭に相次ぎ登場する。10月11日の北米公開を前に注目を集めそうだ。
配給会社のCJエンターテインメントは30日、「パラサイト 半地下の家族」が同日(現地時間)に開幕するテルライド映画祭に招かれたと伝えた。米コロラド州で開催される映画祭で、厳選した作家の作品と芸術映画を上映している。
9月5日に始まる北米最大の映画祭、トロント国際映画祭にも招待された。続いて、ホラーやファンタジーなどジャンルを絞ったファンタスティック・フェスト(米テキサス州、9月16日開幕)とニューヨーク映画祭(同27日開幕)で上映される。
ポン監督はこれら四つの映画祭全てに出席する予定だ。主演のソン・ガンホはテルライド映画祭とトロント国際映画祭、チェ・ウシクはトロント国際映画祭にそれぞれ参加する。
「パラサイト 半地下の家族」は来年の米アカデミー賞国際長編映画賞(旧外国語映画賞)部門の韓国代表に選ばれている。同賞は毎年各国から1作品が出品される。授賞式は来年2月。
この作品は、家族全員が無職のキテク(ソン・ガンホ)一家の長男(チェ・ウシク)が、家庭教師の面接のためにパク社長(イ・ソンギュン)の家を訪れたことから始まる予期せぬ事件を描く。