【ソウル聯合ニュース】韓国の人気グループ、BTS(防弾少年団)の所属事務所、ビッグヒットエンターテインメント(以下、ビッグヒット)は19日、韓国のゲーム会社「Superb」を買収したと発表した。
ビッグヒットは先ごろ、Superbの株式取得に関する契約を済ませた。Superbの経営陣は留任となり、同社の独自性や独立性は維持されたまま運営される。
ビッグヒットは今回の買収を通じて音楽と知的財産権(IP)を基盤としたゲーム開発とサービスの競争力を確保したと強調した。
Superbは2016年に正式に設立されてからスマートフォン版とニンテンドースイッチ版の音楽ゲーム「PIANISTA」などを開発した。今後はビッグヒットや関係会社のIPを活用したゲームを制作し、グローバルサービスを行う計画だ。
ビッグヒットの房時赫(パン・シヒョク)代表は「ゲームがわれわれの主力分野の音楽とのシナジー効果を高める産業だと考えている。特に音楽ゲーム分野は、ビッグヒットの力量が発揮されるとき強みを見せる領域だとみて、多様な機会を模索してきた」と述べた。
ゲーム会社を買収したビッグヒットは今年、事業領域別の構造改編とレーベル拡大に攻撃的に乗り出した。
3月に韓国総合コンテンツ大手、CJ ENMと資本金70億ウォン(現在のレートで約6億1000万円)の合弁法人、ビリーフラボを設立した。ビッグヒットが株式48%を保有しており、来年にK―POPアイドルグループをデビューさせる。先月にはガールズグループのGFRIEND(ジーフレンド)が所属するソースミュージックを買収し子会社化した。
昨年はエンターテインメントプラットフォーム企業と共に出版事業を担当する企業を子会社として設立し、事業の多角化を模索した。