13日、映画『量子物理学』の制作報告会に出席したイ・ソンテ監督が、クラブ「BURNING SUN」事件をモチーフにしたわけではないと強調した。
「芸能人麻薬スキャンダル」という素材のせいで「BURNING SUN事件」を連想させる点について、イ・ソンテ監督が口を開いた。イ監督は「気を付けるべきことだが、実際のところ、映画の上でもその部分は大きく影響を及ぼさなかった。シナリオの草稿を書いたのは2016年だった。私はBURNING SUN事件を、編集室で編集作業をしながらニュースで見た」と述べつつ、「珍しくも思ったし、当惑もした。私たちの映画は、ある事件を取り扱っている作品ではない」とくぎを刺した。
続いて「シナリオを書くとき、権力層の息子がクラブルームで麻薬を使う事件が起きたことがあった。私はクラブに行ってみたことがないので、あまりに非現実的な設定じゃないかと思って、シナリオを改めようとしたこともあった」と付け加えた。
『量子物理学』は9月19日から公開が始まる。
イ・ウジョン記者