ベジタリアンの団体「韓国菜食連合」によると、昨年の菜食主義者人口は約150万人で、2008年の15万人に比べて約10倍に増え、菜食を専門とする飲食店も増加傾向にあるという。「菜食」がもう一つの食文化として定着し始めていることから、私たちの周りでもベジタリアンをよく見かけるようになった。完全菜食主義を宣言した女優イム・スジョンから、動物愛護のため菜食主義を宣言した歌手イ・ヒョリまで、韓国芸能界の「ベジタリアン・スター」を調べてみた。
◆イム・スジョン(ビーガン)
8つに分かれるベジタリアンのうち、最も有名な「ビーガン」はひたすら菜食を貫き、乳製品や動物性の食品は一切食べない人々のことだ。韓国芸能界を代表するビーガンはイム・スジョン。イム・スジョンは2015年に動物性タンパク質に対してアレルギー反応を起こして以降、これがトラウマ(心的外傷)となり、完全菜食主義を宣言した。
◆イ・ヒョリ&イ・サンスン夫妻(ペスコ・ベジタリアン)
イ・ヒョリはすべての肉類を摂取していない「ビーガン」ではなく、シーフードや乳製品でタンパク質を摂取する「ペスコ・ベジタリアン」に該当する。イ・ヒョリは動物の生命権を尊重する目的で肉食消費を減らすため菜食主義を宣言した。
◆イ・ハニ(ペスコ・ベジタリアン)
女優イ・ハニも「ペスコ・ベジタリアン」に該当する。イ・ハニは以前、先天的にタンパク質の分解能力が低い弟が肉を食べる際につらい目に遭っているのに胸を痛め、肉の摂取をやめたという。イ・ハニは肉類を除き、魚類や動物の卵、乳製品を通じて十分なタンパク質を摂取しているとのことだ。
◆キム・ヒョジン&ユ・ジテ夫妻(ラクト・オボ・ベジタリアン)
環境保護・動物愛護家で菜食を実践している女優キム・ヒョジンは夫で俳優ユ・ジテと共に牛乳・卵は摂取するが魚は食べない「ラクト・オボ・ベジタリアン」だ。彼女は菜食を実践するうちに体が軽くなり、太りにくくなって頭もスッキリした感じがすると語った。
このほかにも女優ペ・ジョンオク、タレントのキム・ジェドン、俳優ソン・イルグク、女優ユン・ジンソらが菜食主義者だ。