韓国警察が、アイドルグループSS501出身の歌手キム・ヒョンジュン(33)の性暴行疑惑について「嫌疑なし」の結論を下し、事件を検察に送致した。
京畿・一山東部警察署は、キム・ヒョンジュンの婦女暴行容疑について、不起訴の意見を付けて10日に検察へ事件を送致した。
11日に警察側が明らかにしたところによると、自分は被害者だと主張していた女性は、2010年5月に自宅を訪れたキム・ヒョンジュンから暴行されたとする内容の告訴状を提出した。
一方キム・ヒョジュンは、告訴された直後、この女性を虚偽告訴および名誉棄損(きそん)の疑いで逆告訴した。
この件をめぐり警察は「起訴意見付きで送致するだけの証拠は十分ではなかった」としている。なお、「検察での捜査が残っており、詳細は言えない」と付け加えた。
キム・ヒョンジュンは2005年にSS501のメンバーとしてデビューした後、ソロに転向して活動を続けている。17年には義務警察(兵役の代わりに警察で勤務する警察官)に入隊し、昨年12月に除隊(予備役へ転役)した。