江原道束草市が、東海岸の海水浴場で初めて、夜にも市民に開放されることになった。
束草市は、7月5日から8月18日まで45日間にわたる束草海水浴場のオープン期間中、避暑シーズン真っただ中の7月27日から8月10日にかけて15日間に限り夜間開場する、と5月2日発表した。夜間開場は午後6時から午後9時まで。全長450メートルの束草海水浴場のうち、中門から南門まで100メートルにわたり開放される。
これまで束草海水浴場を含め、東海岸の海水浴場はすべて、安全問題などを理由に午後6時以降、海水浴を制限してきた。しかし、束草市は夜にも猛威を振るう暑さを避けるため海を訪れる避暑客が増えているのを受け、今年から夜間の海水浴を許可することにしたというわけだ。
束草市は夜間開場期間中、毎日およそ20人の監視員を現場に投入し、避暑客の安全管理を行う方針だ。また、砂浜や海を照らす高性能のLED照明を夜間開場エリアに設置し、遊泳区域の警戒線にもLED照明を搭載したブイを設置することにした。
束草市のノ・ソンホ海洋レジャー観光担当は「昨年束草海水浴場を訪れた避暑客が32.5%減少し、新たな見どころを開発する必要があった。監視員を集中的に配置するほか、施設物を設置するなどどし、徹底的に事故に備えるつもりだ」と語った。