TWICEのメンバー、サナが5月初日からソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の書き込みをめぐり、一部インターネットユーザーたちの非難を受け、苦境に立たされている。
サナは4月30日、写真共有SNS「インスタグラム」に「平成生まれとして、平成が終わるのはどことなくさみしいけど、平成お疲れ様でした!!! 令和という新しいスタートに向けて、平成最後の今日はスッキリした1日にしましょう! #平成ありがとう #令和よろしく #FANCYもよろしく」と書き込んだ。
これをめぐり、一部メディアが「サナが天皇の退位に対する心境を打ち明け、さみしいけどお疲れ様でしたと述べた」などと報じ、物議をかもしている。
しかし、サナの文章には天皇に対する言及はない。平成最後の日の感想がつづられているだけだ。平成は明仁天皇時代の年号ではあるが、これをめぐり「平成=天皇」と解釈するのはあんまりだ。600年以上固有の年号を使用し、西暦より日常化された日本の社会を考慮すれば、サナの文章は天皇の退位に対する心境というより、一つの時代を終える寂しさを表現したと見る方が自然だ。韓国式に見るなら、12月31日に過ぎ去った1年を名残惜しく思い、新たに迎える新年に対する期待を表したのと変わらない。「2018年ありがとう、2019年よろしくね」ということだ。
韓国でも人気の高いモデルのSHIHOも4月30日、「インスタグラム」に「ハワイは今日29日月曜なんだけど、日本は30日?! 平成最後の日だね。みなさん、素敵な一日を!」と書き込んだ。一つの時代を終える日本人の気持ちが感じられる。これは、天皇の退位および即位とは別に、時代の変化に対する感情と見るべきだろう。