JYJのメンバー3人がそれぞれ兵役を終え、ソロ活動を開始してから早くも数カ月が経った。最後に除隊したキム・ジュンスは、コンサートはもちろんミュージカルでも活発に活動を繰り広げ、日本ツアーを通じて相変わらずの人気を証明した。ところがパク・ユチョンは世間でたびたび物議をかもし、韓国国内で活動を再開できず、ついには薬物を使用した疑惑まで浮上し、事務所との専属契約が解除された。今やもう「完全体のJYJ」を見ることはできない。
JYJの最年長メンバー、キム・ジェジュンは2015年3月31日に韓国軍へ現役入隊した。同年8月にはパク・ユチョンが論山の訓練所に入り、およそ1カ月間の訓練を終えた後、江南区庁で社会服務要員(旧・公益勤務要員、兵役の代わりに公的機関で働く)として勤務を始めた。キム・ジェジュンは16年12月30日に除隊(予備役へ転役)し、さまざまな活動を繰り広げている。一方、パク・ユチョンは17年8月25日に招集解除されたが、韓国国内での活動は不透明な状況だった。
キム・ジュンスはキム・ジェジュンが転役した後、17年2月9日に入隊し、18年11月5日に満期で転役。これでJYJメンバー全員の兵役が終わり、完全体での活動にも期待が高まっていた。これについてキム・ジュンスは「今後協議を経た後、話し合ってから進めていかないといけない事案」と言及したことがある。
ところが、パク・ユチョンが記者会見まで開いて「事実ではない」と言っていた薬物使用疑惑が事実だったと判明し、「完全体のJYJ」への期待は消えた。所属事務所C-JeSエンターテインメント側も、正式に「パク・ユチョンとの契約を解除する」という立場を表明した。
03年12月26日にSMエンターテインメント所属でデビューした東方神起のキム・ジェジュン、パク・ユチョン、キム・ジュンスは、09年にSMエンターテインメントを相手取って訴訟を起こし、自分たちのイニシャルを取ったグループJYJを結成。10年にJYJとしてアルバムをリリースし、活動をスタートさせたが、パク・ユチョンがグループから抜けることになったのに伴い、今では「事実上の解散」状態に近いとみられている。