JYJのパク・ユチョンと元BIGBANGのV.Iが社会的に物議をかもし、韓国芸能界を追われる危機に直面している。2人はいずれも「第2世代アイドル」を代表するトップクラスのスターだった。危機を免れるために「偽りの潔白」を主張し、さらに大きな危機を招いたところまで似ている。
パク・ユチョンをめぐっては、薬物使用疑惑に関する国立科学捜査研究院の検査で陽性反応が出たことが4月23日までに分かり、疑惑が取りざたされ始めたころよりさらに強い非難を浴びている。インターネットユーザーの間では、芸能生活をやめなければならない「引退」という表現すら豪奢だとして否する意見が出ており、「退出」に訂正すべきとの声まで上がっている。所属事務所C-JeSエンターテインメントも4月24日、パク・ユチョンとの信頼関係を回復し得ないと判断し、専属契約解除を発表した。
パク・ユチョンは今回の疑惑が浮上し始めたころ、警察への出頭に先立って4月10日に自ら記者会見を開き「決して薬物は使用していない」と抗弁した。その時点ではまだファンの信頼をつなぎとめていたが、今やそれすら失ってしまったようだ。パク・ユチョンは当時、記者会見を開いた理由について「(薬物の)疑惑が認められたら、芸能人パク・ユチョンとして引退するだけでなく、僕の人生の全てが否定されるから」と話し、切迫感を訴えた。
パク・ユチョンの薬物使用疑惑をめぐってはまだ捜査中で、処罰を受けるかどうかも裁判が終わってみなければ分からない。だが、薬物の陽性反応が出た後、パク・ユチョンが自ら開いた記者会見での真剣さすら疑われ、人々をだましたのではないかという指摘が出ている。