【ソウル聯合ニュース】韓国人気グループBIGBANG(ビッグバン)の元メンバー、V.I(ヴィアイ、本名イ・スンヒョン)さん(28)が海外投資家への接待で、BIGBANGの所属事務所、YGエンターテインメントの法人カードを使ったことに関連し、同事務所は「業務以外の個人的な支払い分はV.Iが負担した」と主張した。
YGエンターテインメントは法人カードについて、V.Iさんが2015年に使ったものだが、業務と関係のない費用の支払いで法人カードを使った場合は本人が清算したと説明した。
V.Iさんの買春あっせん疑惑などを捜査している警察は、日本人投資家一行の宿泊費をV.IさんがYGエンターテインメントの法人カードで決済した事実を確認した。
宿泊費の支払いに同事務所の法人カードが使われたことに対し、ネットユーザーたちはV.Iさんが手掛けた事業と同事務所との関わりについて疑いの目を向けている。
警察は、V.Iさんと共に投資会社ユリホールディングスを設立した同社前代表のユ・インソク氏が15年に日本人投資家一行が訪韓した際に、売買をしている女性を呼び、代金をあっせん者の口座に振り込んだ事実を確認した。ユ氏もあっせん容疑を認めたという。
警察は、売買春に関わった女性17人を立件した。女性のほとんどが売買春容疑を認めているという。
YGエンターテインメントは、V.Iさんが取締役を務めたソウル・江南のクラブ「バーニングサン」を巡る一連の事件後、V.Iさんの事業に関わっているとの疑惑が提起された。今年3月、V.Iさんとの専属契約を解消し、V.Iさんの事業との関連性が取り沙汰されるたびに反論したが、同事務所は国税庁の特別税務調査を受けた。
警察はV.Iさんが法人カードを使った経緯を調べているが、YGエンターテインメントに対する捜査はまだ検討していないとされる。