江原道三陟市にカモメを主題にしたテーマパークができる。カモメは三陟市の市鳥だ。
三陟市は2022年までに、近徳面竜化里の無名島一帯にカモメの保護と観光を結び付けた「ウミネコ・テーマパーク」を建設する計画だ、と3月28日発表。事業費として50億ウォン(約5億円)が投じられる。
チドリ目カモメ科のウミネコは、鳴き声が猫のものに似ていることからその名が付いたと言われる。韓国東海岸の内陸でウミネコの集団繁殖地が確認されたのは竜化里が最初。三陟市は無名島一帯のウミネコ集団繁殖地を保護区域に指定し、観光地として育成する方針だ。
テーマパークには、ウミネコの交尾などを観察することができる展望台やテーマ展示館などができる。カモメのえさやり体験場も設置される。カモメをテーマにした六つのキャラクターも開発する。竜化里一帯はカモメに特化した民泊文化芸術村として整備する。キム・ヤンホ三陟市長は「ウミネコ・テーマパークを建設し、地域を代表する観光スポットとして活性化していきたい」とコメントした。