歌手で俳優のRain(本名:チョン・ジフン、36)が家族に向けた切ない気持ちを示し、「家族くらいは仕事と切り離して守ってやりたい」と語った。
Rainは2月20日午前、ソウル市鍾路区三清洞のカフェで開かれた映画『自転車王・厳福童』(キム・ユソン監督)のラウンドインタビューに臨み、映画について語った。
『自転車王・厳福童』は植民地期、希望を失った時代に、日本人選手を抑えて朝鮮人として初めて全朝鮮自転車大会で1位になり、東アジア全域を席巻した「東洋の自転車王」厳福童(オム・ボクトン)を題材にした作品だ。
キム・テヒと結婚後、父親になったRainは、家庭を構えたことで変わった部分はないかという質問に対し、「実際、大きく変わったところはない。例えば、家庭を築き父親という肩書を持って、これからどうするかと尋ねてみると、別に変わりはない。けれど、僕にとっては初めてルールが生まれた」と答えた。
Rainは「以前は、家庭や仲間について明るく話すことができたけど、このごろの世間は怖い。僕も我が子はかわいくて、だから公開もしたいけど、それが後で刃になって戻ってくる。だから僕は徹底して家族と仕事を、壁で区切って分けようと思う。だから、あからさまに自分の家族について話をすることには慎重」と語った。
さらにRainは「僕は亡くなった母について罪悪感があるので、家族を傷付けられることに対し、理性的な判断ができない。僕については何をどう言われようと関係ないが、家族や家庭に手を出されたら、一線を越えることになる。だから家族と仕事は一線を画して行きたい」と語った。
映画『自転車王・厳福童』は2月27日公開。