ソウル市江南区のクラブ「バーニングサン」をめぐる一連の警察捜査が芸能界にも拡大している。
アイドルグループ「BIGBANG」メンバーのV.I(28)=本名:イ・スンヒョン=の性接待疑惑を捜査しているソウル地方警察庁広域捜査隊は11日、「V.Iが性接待関連のやり取りをした2015年12月のコミュニケーション・アプリ『カカオトーク』グループチャットに多数の芸能人が参加していたことが確認された」と明らかにした。警察関係者は「この一部に先週、参考人として出頭を求めて事情聴取した」と語った。警察は、V.Iが外国人投資者に性接待をするため、ソウル市江南区のクラブ「アリーナ」に複数の女性を呼んだという疑惑に関して、V.Iを売春あっせん容疑で調べている。
警察によると、グループチャットには当時、V.Iを含めて計8人が参加していたという。これには歌手チョン・ジュニョン(30)=写真=ら男性芸能人もいた。SBSは同日、「チョン・ジュニョンは女性と性行為をする様子をこっそり撮影し、2015年からグループチャットで共有していた」「女性被害者は10人以上と見られる」と報じた。報道によると、チョン・ジュニョンは「喪家(喪中の家)で関係した。おれはクズだ」などのメッセージを知人と共有していた。
警察も該当のやり取りを確保していることが明らかになった。警察関係者は「V.Iが売春あっせんをしたというグループチャットと、チョン・ジュニョンが違法動画をアップしたグループチャットは、V.Iをはじめとする参加者がほとんど一致している」と話した。
これについて、チョン・ジュニョンの所属事務所関係者は「チョン・ジュニョンはこの事案について肯定も否定もしていない。チョン・ジュニョンが帰国し次第コメントを出す」と語った。チョン・ジュニョンは2016年に元交際相手から性行為動画を流布したと訴えられたことがある。警察関係者は「チョン・ジュニョンは今は容疑者ではないが、今後捜査する予定だ」と述べた。