日本の俳優・妻夫木聡が7日午後、映画『愚行録』のメディア配給試写会に出席した。
妻夫木聡は7日、「今回で韓国に何回来たか考えてみたが、思い出せないほど何度も来ていた。けれど公式訪問は9年ぶり。これほど空白があったのかと思った。いつ来ても韓国の方は温かく迎えてくださって、感謝している。いつも僕の作品を温かく迎えてくださって、うれしい」と語った。
9年前の姿と今の姿で大きな違いがないことに関連して、童顔の秘訣があるのかという質問に対し、妻夫木聡は「何もしてない。ローションを塗って寝るのも忘れて、顔が引きつることもよくある」と答えつつ、「けれど体を動かすのが好き。体を動かして汗をかけば代謝率が上がるので、いいことだと思う」とも語り、笑いを誘った。また、最も食べたいものは何かと尋ねられて「チーズダッカルビを食べたい」と答え、注目を集めた。
さらに妻夫木聡は、一緒に演じてみたい俳優についてハ・ジョンウとソン・ガンホの名前を挙げ、息を合わせてみたい韓国の監督についてはナ・ホンジン監督を挙げた。
続いて妻夫木聡は、「僕が何かメッセージを伝えるとするなら、何でもいいからとりあえず一度チャレンジしてみろということ。実際に、僕の後輩に伝えた言葉でもある。失敗しても、一歩ずつ前に進めと言ってあげたい」と語った。
作家・貫井徳郎の同タイトルの小説が原作になっている『愚行録』は、日本列島を衝撃に陥れた一家惨殺事件が発生してから1年、記者の田中(妻夫木聡)がこの事件の糸口を探っていくというストーリーの推理スリラー映画だ。