全羅北道完州郡が12月28日から二日間、参礼文化芸術村で「ウインター・フード・フェスティバル」を開催する。完州郡の農民たちが生産した食材を使って、さまざまな冬の食べ物をふるまう。
今回のイベントの注目と言えば、囲炉裏串焼き。豚肉、魚、パプリカ、ニンニク、タマネギ、きのこなどを自分で選んで串に刺し、囲炉裏で焼いて食べる。イベント会場には5、6人が座って串焼きを食べられる囲炉裏が12カ所設置される。2000-3000ウォン(約200-300円)ほどで、長さ40センチの串にたっぷり食材を刺し、食べることができる。あちこちに設置された暖炉ではサツマイモや栗を焼いて食べる。サツマイモと栗は無料で配られる。蒸しパンを作って食べるプログラムも企画される。完州郡は2019年を迎えるに当たり、2019個の蒸しパンを来場者に無料で配る予定だ。調理技能匠のパク・ソンヨンさん、イ・ミジンさんが担当する「クッキングクラス」や「青春バスキング」などの文化イベントも企画されている。
イベントが開催される参礼文化芸術村は、参礼駅前にあった昔の農協の倉庫7棟に手を加えてつくられた文化スペースだ。用途廃棄となった空きビルを2012年、40億ウォン(約4億円)かけて修繕した。古い木材やさびた鉄製の扉など、歴史を感じる構造物を最大限生かしている。このようにしてつくられた建物7棟にはビジュアル・メディア・アート美術館、本博物館、本工房ブックアートセンター、デザイン白ブルカン、キム・サンリム木工所、文化カフェ・オス、総合案内所が入る。パク・ソンイル完州郡守(郡の首長)は「参礼文化芸術村で美しい思い出をつくっていただけるよう、さまざまなイベントを企画した」と語った。