ガールズグループ2NE1出身のコン・ミンジが、SHINeeの故ジョンヒョンの件は理解できると語った。
ミンジは最近公開されたビルボードのインタビューで、昨年世を去ったSHINeeメンバーのジョンヒョンに言及し、「昔の自分を思い出す。彼がなぜ逃げ出したかったのか、理解できる」と語った。
米国ロサンゼルスで行われたインタビューでミンジは、2NE1時代、ひどいうつ病だったと告白した。幼いうちにデビューしたミンジは、「人間関係の作り方を分かっていなかった。かなり幼かったし、コントロールされた環境だった」と当時を振り返った。
「かわいくないガールズグループ」という修飾語は負担に感じた。当時、YGエンターテインメントのヤン・ヒョンソク代表が「ほんとに不細工だった」と言うほどだった。ミンジは「私たちは『不細工グループ』だった。大した問題ではないと思おうと努力したけれど、できなかった。成熟度の面で、ほかのガールズグループに追いつこうとした」と語った。
間の悪いことに、2NE1が全盛期を迎えたころ、うつ病にかかった。ミンジは「ステージではみんな私を愛した。ステージが終わってホテルに戻ると空虚だった。生きていく上で、ステージが全てのようなものだった。本当に、自分の人生がどうなるのか分かっていなかった。ステージにいるときと一人でいるときのバランスを保つやり方を知る時間がなかった」と苦い過去を語った。
そんなとき、メンバーやプロデューサーのテディが大きな力になった。ミンジはメンバーを「姉妹」と呼び、「家でテレビを見るだけでも幸せだった。少なくとも、私にとっては気分のいい、温かい記憶」と振り返った。テディもまたミンジに力を吹き込んでくれた。信仰の力もミンジを引き締めた。
最終的に2016年、ミンジは2NE1とYGエンターテインメントを離れた。ミンジは「自分のうつ病を克服し、自分のやり方を見つけ出し、これが本当に私がやりたかったことなのかどうか判断するのに時間が必要だった。そのためにはグループを離れ、自ら戦うことが唯一の方法だと思った」と語った。一人ゆえに感じる負担もあるが、ミンジは「気分のいいプレッシャー」と表現した。
うつ病を抱える人々を助けているミンジはまた、異なるKポップの未来を希望した。
「アイドル生活を始めた友だちに、これだけは伝えたい。個人として生きていくことが、アイドルとしての成功よりも重要だという事実を」