俳優マ・ドンソクにも父親をめぐる詐欺疑惑が浮上した。マ・ドンソクの父親は他人の老後資金5億ウォン(約5000万円)近くを奪い取ったとされる。
マ・ドンソクの所属事務所TCOentは29日、「裁判を通じ、返済すべき金額はすべて払い終わっている」とする立場を表明。TCOentは「2010年ごろ、父親が事業上の投資目的で得たお金を返す予定だったが、金額の一部に事実とは異なる部分があり、該当の部分について裁判が行われていた」と説明。さらに「判決により返済すべき金額はすべて払ったことを、マ・ドンソクの父親、担当弁護士、判決文を通じ確認した」とコメントした。
TCOentでは「理由のいかんを問わず、このようなことでご心配をおかけしたこと、あらためて皆さんにおわび申し上げる。そのほかの責任があれば、マ・ドンソクは息子として、被害を受けた方に法的・道義的責任を最後まで果たす意向であり、所属事務所もこれを円満に解決するため最善を尽くす」と主張している。
これに先立ち、SBS funEは29日、被害を受けたと主張するキムさん(83)のおいAさんの言葉を引用し、「マ・ドンソクの父親が、(キムさんが)それまで貯めてきた老後資金や家を担保に借りたお金など5億ウォン近くを奪い取った」とした上で「これによりショックを受けたキムさんは倒れ、現在も療養所で闘病中」と報じた。