俳優ユ・アインが、19日に開かれた映画『国家不渡りの日』のメディア試写会に出席し、国の危機をチャンスにするキャラクターを表現する上で抵抗なく観客にアプローチするため苦労した、と語った。
ユ・アインは、アジア通貨危機を背景に、危機を直感して危険な賭けを始める証券マン「ユン・ジョンハク」を演じた。
ユ・アインは「ユン・ジョンハクという人物の性格や選択について、共感を作っていく過程が必要だった。ある面では少し利己的で現実主義者、機会主義者のようだが、僕はその友人が、ある面では人間的だと思った」と語った。
さらにユ・アインは「観客の方々が抵抗なく受け入れられるキャラにすることに重点を置いた」と付け加えた。
またユ・アインは「俳優の立場では、私的な共感が観客に伝わって、それを一緒に感じたいという欲求が常にある。『国家不渡りの日』は、韓国映画であまり取り上げられてこなかった時期を本格的に扱っている。実に容易でないといえるが実に扱う価値のある、振り返るに値する物語」と強調した。