肌寒い日が続くと、ふうふうしながら食べる中華まんが思い浮かぶ。最近ではあんまんや野菜まんのほか、さまざまな味が登場し、消費者の目と口を楽しませている。今年発売された新メニューにはどんなものがあるか、見てみよう。
◆SPCサムリプ、エビ・チキン・バーガー味
SPCサムリプは冬を迎えるに当たり、中華まん12種を売り出した。定番のあんまん、野菜まん、ピザまんをはじめ、最近のトレンドや消費者の好みを反映した新商品を発売。白い生地の中に卵の黄身の食感を生かしたカスタードクリームを入れた「ゴールデンエッグまん」、ごまを加えた生地の中に肉、トマト、ソースなどを入れ、ハンバーガーを思わせる「バーガーまん」、あんこにソフトなクリームを加えた「クリーミーあんまん」を売り出し、食材の味を生かした「サツマイモまん」「トウモロコシまん」「はちみつ種まん」なども販売。また、新たな視点から中華まんに着目し、つまみとして食べることができる商品を開発した。薄い皮の中に大ぶりの肉、エビなどを入れた「ホホバオ肉まん」と「ホホバオエビまん」、ホットソースで和えたチキンにモッツァレラチーズを加え、ピリ辛で香ばしい味を楽しめる「チーズプルダック(激辛鳥料理)まん」もある。
◆GS25、卵の形と味そのまま
GS25はコンビニエンスストアの人気商品である味付き半熟卵とのコラボレーションを通じ、新たな中華まんを開発。
「味付き半熟卵まん」は、生地の中にカスタードクリームと卵を入れ、本物の半熟卵のような味わいを具現化した。実際の形も白い生地の中に黄色いクリームが入っており、半熟卵を思わせる。また、最近のプルダックブームに乗り、プルダックとチーズを入れた「チーズプルダックまん」、釜山の名物シアッホットク(小麦粉の生地にはちみつやひまわりの種、ナッツなどを入れて焼いた菓子)を連想させる「はちみつ種まん」、エビや肉がたっぷり詰まっており、肉汁があふれ出る「エビまん」「肉まん」もある。
◆CU、外食フランチャイズとタッグ
CUでは昨年に続き、料理研究家ペク・チョンウォンと共同開発した「蒸しパンも料理だシリーズ」を売り出した。昨年に比べ肉の量を増やし、ネギの香りを加えたのが特徴で、「唐辛子チャプチェ(春雨いため)まん」や「ニラ肉まん」のほか、甘じょっぱい豚カルビが入った「カルビまん」の3種。また、外食フランチャイズの人気メニューを活用した異色の中華まんも売り出した。中国料理のフランチャイズ「香港飯店0410」の新メニュー、海鮮肉ギョーザの具を使った「CU海鮮肉まん」、セマウル食堂の人気メニュー、練炭プルコギ(韓国式すき焼き)を基に開発した「練炭プルコギまん」も発売される予定だ。