防弾少年団(BTS)に続き、TWICE(トゥワイス)も日本のテレビ番組への出演が難しくなるのか。韓国の人気男性アイドルグループ防弾少年団のメンバーが原爆投下の場面がプリントされたTシャツを着用していたとの理由で、同グループの日本のテレビ番組への出演が中止となったのに続き、ガールズグループTWICEのNHKへの出演も不透明になっている、と日本メディアが報じた。日本を刺激する要因が何もない韓国のガールズグループまで出演中止になれば、これは韓国大法院(最高裁判所に相当)の強制徴用賠償判決を理由に日本が韓流全体の制限に乗り出すシグナルとも解釈できる。
毎日新聞の姉妹紙「スポニチ」は12日、NHKがTWICEの「紅白歌合戦」出場をめぐって苦悩していると報じた。毎年12月31日に放送される紅白歌合戦は日本の代表的な歌謡祭であり、その年に日本で最も人気を集めた歌手たちが出演する。スポニチは「第3次韓流ブームをけん引するTWICEは昨年、紅白歌合戦の前半戦で第5位の視聴率37.4%を記録し、今年も出演が確実視されていた」と報じた。同メディアは、韓国大法院が日本企業に徴用工に対する損害賠償を命じたのをきっかけに日本国内で慎重論が出ていると指摘。NHKが「日本国民の受信料で成り立っているため、反発する国内世論を無視することはできない」というわけだ。NHKは以前も、韓日関係の悪化を理由に出演者を「調整」したことがあった。2011年の紅白歌合戦には韓国の東方神起、KARA、少女時代が出演したが、12年に当時の李明博(イ・ミョンバク)大統領が独島を訪問して以降、5年間にわたり韓国の歌手に出演を要請しなかった。
TWICEは昨年6月の日本デビュー以来、日本で大きな人気を集めている。今年はシングル2曲とアルバム1枚が全て日本の音楽チャートで1位になり、日本の大企業のCMにも出演した。