【ソウル聯合ニュース】日本で韓国の人気ドラマをリメークする事例が大幅に増えている。韓国コンテンツ振興院が7日発表した資料によると、今年は韓国ドラマ「グッド・ドクター」「シグナル」「記憶~愛する人へ~」、韓国映画「セブンデイズ」のリメーク版ドラマが日本で放送された。
2013年に放送されたKBSドラマ「グッド・ドクター」は、7月からフジテレビで放送されたリメーク版が平均視聴率12.4%と人気を博し、現在シーズン2の制作が検討されているという。
韓国ドラマ「シグナル」「記憶~愛する人へ~」のリメーク版も話題を呼び、07年に公開された韓国映画「セブンデイズ」は松嶋菜々子が主演したドラマ版が放送された。
現在までに制作された韓国ドラマや映画を原作とするリメーク版ドラマは、04年にテレビ朝日で放送された「ホテリアー」をはじめ、「ごめん、愛してる」「銭の戦争」「魔王」「美男<イケメン>ですね」「カシコギ(日本版タイトルは『グッドライフ』)」など15作に上る。
このほか「ラスト・プレゼント」「私の頭の中の消しゴム」「猟奇的な彼女」などの韓国映画も日本でドラマとしてリメークされた。
日本では近年、米国ドラマ「コールドケース」「スニッファー 嗅覚捜査官」「SUITS」、ドイツのドラマ「THE LAST COP」など海外作品のリメーク版の制作が活発に行われているが、なかでも韓国ドラマは作品性と緻密なストーリーが認められ、リメークされるケースが増加していると評される。
このような現象は、冷え込んでいた韓日関係の改善の動きとも連動していると分析される。一方で韓国の大法院(最高裁)が日本企業に対し強制徴用された韓国人被害者に賠償を命じる判決を下したことなど、両国関係の緊張が再び高まる要因も多く、このような傾向が続くかは未知数だ。
韓国コンテンツ振興院のファン・ソンヘ日本ビジネスセンター長は「最近リメークされた韓国ドラマは量的・質的に成功し、(これにより)韓日コンテンツ業界間の活発な交流が行われている」とし、「今後も高い作品性を備えた韓国コンテンツが競争力を発揮できるよう、支援を惜しまない」と話す。