女優ハン・ジミンが、「天使のイメージ」が過剰に広まり、悩んでいたと打ち明けた。
ハン・ジミンは映画『ミス・ペク』(イ・ジウォン監督)公開に先立ち、1日午前にソウル市鍾路区三清洞でインタビューに応じ、このように語った。
世間から捨てられ、また自らも世間を捨てた女性ミス・ペクとして作品を引っ張り、強烈な変身を図ったハン・ジミンは、清純で善良という、天使のようなイメージについて悩みがあったと告白した。
ハン・ジミンは「単にこの作品についてそういう部分で悩んでいたわけではない。これまで一作一作やりながら、そういう部分をずっと悩んできていたように思う。段階的に。自分がいつも似たようなキャラクターを演じていることに対する、渇きを感じていた時期だったみたい」と語った。
次いでハン・ジミンは「人々が私に対して抱いてくださるイメージ、思い浮かべる像が不都合だからというわけではない。ただ、何か過剰包装されているように思う。本当にこんな風に考えてもらえるなんて、と思う時がある」と告白。
そうして「敢えて私はそんな人間じゃないと言うよりも、私がどういう役をうまく表現するかによって変えられるだろうと思った。心配してばかりではだめだから」と、挑戦を決心した背景を説明した。
さらに「冒頭から私はたばこを吸い、口が悪い。違和感を抱かれるとしても、その間に没入できなければ失敗するだろうな、とかなり悩んだ。どうすべきだろうかとたくさん研究した。イメージの部分については随分長い時間、少しずつ少しずつ悩んだ部分はある」と話すハン・ジミン。
インタビューを終えたハン・ジミンは「天使のイメージはもちろんすごく好き」と言って笑った。
映画『ミス・ペク』は、前科者という烙印の中で世間に背を向けて生きてきた女性ペク・サンアが、虐待されている少女ジウンを目撃し、世間と本当の戦いを繰り広げる様子を描く。11日公開。