インドネシアのジョコ・ウィドド大統領が9-11日に韓国を国賓訪問し、10日にソウルで文在寅(ムン・ジェイン)大統領と首脳会談を行う。
インドネシアで最も人気のある韓流スターはアイドルグループSUPER JUNIORだ。SUPER JUNIORが今月2日のジャカルタ・アジア大会閉会式でメーン公演をしたのにも、こうした背景がある。ウィドド大統領は「インドネシアだけでSUPER JUNIORのファンは1000万人を超えるだろう。アジア大会閉会式の入場券は4万5000枚あったが、SUPER JUNIORがライブをするというニュースが報じられたため、150万人がネット購入に殺到した。SUPER JUNIORは韓国とインドネシアの国民を結ぶ重要な外交的仲介役。SUPER JUNIOR Diplomacy(外交)だ」と語った。
そして、「娘がSUPER JUNIORの熱心なファンだ。娘に付き添ってK-POPコンサートに3回行った」とも言った。同大統領は韓流を「産業」という観点からも着目している。「コンサートを鑑賞して、韓国のエンターテインメント企業はファンを熱狂させる戦略や最先端のステージを設置する技術、コンテンツを制作する力などで世界最高だと感じた。インドネシアの人々はSUPER JUNIORや韓流によって韓国をより身近に感じている」と言った。
また、「SUPER JUNIORの所属事務所を持つSMグループがジャカルタに事務所を開設したという話を聞いた。SMグループがインドネシアの歌手を発掘しようとしているとも聞いている」と語った。ウィドド大統領は今回の訪韓でSUPER JUNIORとSMグループ関係者に会う予定だ。同大統領はインタビューで、インドネシアへの投資を拡大しているロッテ・CJなどの大手企業グループについて「韓流企業が多数進出することを期待している」と言及した。