8月16日は、ひときわ暑かった今夏最後の三伏(日本の土用の丑の日に相当)に当たる末伏(三伏の一つ、立秋後最初の庚の日)だ。三伏には夏に低下しやすい気力を補うため、参鶏湯(サムゲタン=丸鶏の中に韓方薬の材料やもち米を詰めたスープ)やニベなどをよく食べる。最近では好みが多様化し、スタミナ料理のメニューも多様になっている。手軽なスタミナ料理からホルモンなどトレンドを反映したメニューを見てみよう。
◆ホルモン
最近、女性アイドルグループMAMAMOOのメンバー、ファサがホルモンを食べる様子がテレビで放送されて話題になり、人気メニューに急浮上している。ホルモンはビタミン、コラーゲンが豊富に含まれており、参鶏湯など伝統的なスタミナ料理に代わるメニューとして注目されている。香ばしく弾力のある食感が多くの人に愛されており、特に牛の小腸は一般的な肉類に比べビタミンや鉄分が豊富に含まれているため、気力が落ちている人たちが元気を回復するのに役立つ。ギアラもアルコールの分解を助けるため、酒のつまみとして食べるとよい。
◆ウナギ
ウナギは参鶏湯と並ぶ代表的なスタミナ食で、たんぱく質とビタミンAを多く含んでおり、体力増進や気力回復に効果がある。ぷりぷりした食感が逸品の風川ウナギ、やわらかくもちもちした食感が特徴の淡水ウナギがあり、好みによって炭火で焼いたり、たれをつけて焼いて食べるとよい。ウナギを食べるとき注意すべき点は、ウナギを食べた後にモモを食べると、モモに含まれる有機酸が脂肪の消化を妨害し、下痢を引き起こす可能性があるということ。
◆コンビニのお手軽スタミナ食
手軽にスタミナ料理を食べたい消費者たちが増えているのを受け、コンビニエンスストアでもスタミナメニューを提供している。コンビニ大手のCUは夏限定で、国産高麗ニンジンエキスを加えて炊いた高麗人参ご飯を使った「CU淡水ウナギ弁当」「高麗人参ご飯韓牛(韓国伝統の肉牛)のり巻き」「高麗人参ご飯韓牛おにぎり」を発売した。特に弁当の場合、元気を回復し免疫力を高めるのに効果的な高麗人参ご飯に生の高麗人参1本、全羅南道長城郡産の淡水ウナギを一緒に食べることができるようになっており、栄養価が高い。