YGエンターテインメントを代表するキャラクター「クランク(KRUNK)」がさまざまな分野でのコラボレーションを通じ、存在感をアピールしている。
2013年にYGエンターテインメント所属の歌手イ・ハイの「It’s Over」のミュージックビデオを通じて初めて紹介されたクランクは、ダンスが得意で甘いものが好きな「バッドボーイ」を形状化した青いクマで、YGエンターテインメントの子会社YG PLUSに所属する世界初のキャラクターアーティストだ。
2017年9月に「I can’t Bear」の音源とミュージックビデオを発表し、アーティストとして生まれ変わったクランクは、インドネシア、ベトナムなど海外でファンミーティングを開催し、ディージェイング、サイン会、フォトタイムなどを行い、世界中にファン層を構築している。昨年12月に東京で行われたBIGBANGのドームツアー「BIGBANG JAPAN DOME TOUR 2017 ‘LAST DANCE’」では、BIGBANGとコラボレーションしたアイテムがファンから大きな人気を集めた。
クランクはフィギュア作家「Luna&Monello」など韓国の新鋭作家や現代美術の巨匠「スティーブ・ウィルソン」とのアートコラボレーション作品を発表し、芸術界にも進出した。10月14日まで開催されるグレヴァンミュージアム開館3周年記念「クランク、グレヴァンで遊ぼう!」特別コラボレーション展示では、G-DRAGONやPSY(サイ)らと肩を並べたクランクのろう人形を目にすることができる。
クランクの尋常ではない歩みは、さまざまな業界とのコラボレーション商品にもつながっている。今年4月にはファッションブランド「GUESS」とタッグを組んだ6種の「カプセルコレクション」Tシャツを売り出し、6月にはアイウエアブランド「SNRD」とのコラボレーションサングラス「SNRD×KRUNK」、宝海醸造とタッグを組んだアイスクリーム味の炭酸酒「クランクバー」2種などを発売した。最近、アウトドアブランド「Timberland」はクランクのための別名「イエローブーツ」と呼ばれる大型6インチプレミアムブーツを制作し、クランクへの注目が改めて集まっている。
今年下半期に2作目の音源とミュージックビデオを発表する予定のクランクは、YGのアーティストとして本格的な活動を予告しており、世界初のキャラクターアーティストが今後どこまで活動の幅を広げ、新たにどんなコラボレーションを生むのか、期待が高まっている。