【ソウル聯合ニュース】韓国映画「人狼」(キム・ジウン監督)が日本アニメーション界の巨匠、押井守監督から好評価を得た。
カン・ドンウォン主演の同作品は押井監督が原作・脚本を手掛けたアニメーション映画「人狼 JIN-ROH」を原作とする。
配給会社ワーナー・ブラザースコリアによると、先ごろ韓国で開かれた「人狼」の試写会に出席した押井監督は、映画の中の世界観、各人物の物語がリアルでキャラクターが魅力的だったと感想を述べた。
また、立派なアクションとスケール、セット、多彩な空間などキム監督が盛り込んだ現実感ある場所、装甲服、多様な銃器で表現される未来の技術がバランス良く登場するのが印象的だったと語った。
劇中に登場する地下水路のセットについては「日本ではこのような映画を作れない。ハリウッドのようなセット」と驚きを示した。こんなアクションシーンを撮影することは難しく、描くのも着るのも大変な装甲服を着て役者がアクションシーンを演じたことに驚いているとしながら、ポイントとなる赤い目が完全に具現化されたと満足感を示した。
原作と異なる結末については「全く問題にならない」とし、どんな結末になるのか期待しながら映画を見たと語った。