韓国でも最も長い橋は2009年10月に開通した仁川大橋(1万1856メートル)だ。では、韓国で最も長いトンネルはどこだろうか。
国土交通部(省に相当)が2017年末基準で全国の道路現況を集計した結果、現存するトンネルのうち最も長いのは麟蹄・襄陽トンネルだということが分かった。2017年6月に開通した麟蹄・襄陽トンネルは全長1万962メートルに達する。以下、陽北第一トンネル(7543メートル)が2位、背後嶺トンネル(5057メートル)が3位だった。
また、韓国で2番目に長い橋はトンソ高架橋(1万859メートル)、3番目に長いのは富川高架橋(7754メートル)、4位は広安大橋(7420メートル)、5位は西海大橋(7310メートル)の順だった。
そのほか全国最大規模の径間長橋梁は李舜臣大橋だということが分かった。径間長は橋の柱と柱の間の距離で、吊り橋である李舜臣大橋の最大径間長は1545メートルに達する。李舜臣大橋の次に最大径間長が長い橋は、同じく吊り橋の蔚山大橋(1150メートル)、3位は八影大橋(850メートル)で、斜張橋である仁川大橋(800メートル)が4位だった。
なお、今回の調査の結果、韓国国内の道路総延長は11万0091キロメートルで、10年前の2008年に比べ5.6%増加し、道路施設物のうち橋梁は3万3572カ所、トンネルは2382カ所でそれぞれ30.2%、106.8%増えたことが分かった。また、道路総延長(11万0091キロメートル)のうち舗装道路は9万4549キロメートル(85.9%)、未舗装道路は7320キロメートル(6.6%)、未開通道路は8222キロメートル(7.5%)という集計結果が出た。
道路等級別では高速国道4717キロメートル(4.3%)、一般国道1万3983キロメートル(12.7%)、特別・広域市道4886キロメートル(4.4%)、地方道1万8055キロメートル(16.4%)、市道2万9441キロメートル(26.7%)、郡道2万2989キロメートル(20.9%)、区道1万6020キロメートル(14.6%)で、市・郡・区道が全体の60%以上を占めている。
また、道路の主な構造物である橋梁(3382キロメートル)とトンネル(1811キロメートル)の総延長は5193キロメートルで、舗装道路(9万4549キロメートル)のうち5.5%(橋梁3.6%、トンネル1.9%)を占めていることが分かった。
今回の統計内容は国土交通統計ヌリで確認することができ、詳細については道路現況情報システムを通じてチェックすることができる。