イ・チャンドン監督の映画『バーニング』がカンヌ国際映画祭で上映された。
16日(現地時間)にフランス・カンヌのリュミエール大劇場で『バーニング』のガラ・プレゼンテーションが行われ、上映後にエンディングクレジットが流れ始めると、客席から歓声が上がり、およそ5分間にわたりスタンディングオベーションが続いた。「今までに見たコンペティション出品作のうち最高」といった賛辞が相次いだ。これを受け、イ・チャンドン監督は「ありがとうございます」と答え、俳優たちは目頭を熱くした。
マカオ国際映画祭執行委員でもあるマイク・グッドリッジ氏は「カンヌで見た映画のうち最高だった。最高の演出力で最高の演技を引き出し、心臓が止まるほどの経験をさせてくれた。『バーニング』は危険だが美しい、ショッキングで驚くべき映画」と称賛した。
映画専門メディア「アイアンシネマ」は『バーニング』上映後、3.9点(4点満点)という点数を付けた。これは、今年カンヌ国際映画祭コンペティション部門に出品された作品のうち最高点で、受賞に期待がかかる。
なお、カンヌ国際映画祭の閉幕式および授賞式は19日に行われる。