韓国を代表するポップアーティスたちの作品を一目で見ることができる「面白い想像ポップアート展」が開催される。今回の展示会には作家イム・ジビン、ホ・ボリ、チョ・ガンナム、チェ・ジャンらの作品40点余りが集まった。
「DELIVERY ART」という新たなジャンルで世界各地に韓国のポップアートを紹介しているイム・ジビンはオブジェや写真を出品。今回は特別に美術館のある江原道麟蹄郡の名所の一つである白樺の森で開催された「EVERYWHERE」プロジェクトの作品も展示予定。「EVERYWHERE」プロジェクトは、都会で見慣れた風景の中にゆがんだベアバルーンを設置し、毎日忙しく過ごす現代人の姿を再現したシリーズだ。
ホ・ボリは退職したサラリーマンのスーツを使った「UPCYCLING ART」を披露。スーツとネクタイでつくった戦車、実弾の入っていない銃などの作品は、企業の消耗品と化してしまった現代人の苦しい生活を表現している。
東洋がを基礎にした韓国的なポップアートを追求するチョ・ガンナムは明るい色彩、ウイットで「20-30代のOLの生活」を描写した作品を、チェ・ジャンは広告ステッカーを俳優たちの顔にはるステッカー・コラージュ技法により、現代人の精神的病弊である荒唐無稽な欲望とうそを表現した作品をお目見えする予定だ。
「面白い想像ポップアート展」は6月17日まで、麟蹄郡の内雪岳芸術人村公共美術館で開催。