イ・ボヨン主演・韓国版『Mother』カンヌで公式上映

「観客総立ちで拍手・涙」…日本の関係者も同行

イ・ボヨン主演・韓国版『Mother』カンヌで公式上映

 ケーブルテレビチャンネルtvNのドラマ『Mother』がカンヌで好評を呼んでいる。

 第1回カンヌ国際シリーズ・フェスティバル(CANNESERIES=Cannes International Series Festival)開幕6日目の9日午後(以下、現地時間)、フランス・カンヌのリュミエール大劇場で『Mother』公式上映が行われた。この公式上映には演出のキム・チョルギュ、脚本のチョン・ソギョン、主演のイ・ボヨン、子役のホ・ユルも姿を見せた。

イ・ボヨン主演・韓国版『Mother』カンヌで公式上映

 同席した関係者はイーデイリーの取材に「上映中はずっとすすり泣く声が聞こえ、上映が終わると3分間以上スタンディング・オベーションが続いた」と会場のムードを伝えた。大劇場の全2000席は満員で、イ・ボヨンやホ・ユルらは立ち上がり、手を振って客席の歓声に応えたとのことだ。

 第1回公式上映後は記者会見、フォトコール、ピンクカーペット・イベントが行われた。記者会見ではイ・ボヨンとホ・ユルの演技に賛辞が相次いだ。ホ・ユルにも質問が殺到、「ドラマ『Mother』を3つの単語で表現してほしい」という要望にしばらく悩んだ末、「お母さん、お母さんのお母さん、そして一緒に作った人たち」と答えた。

 ドラマ関係者は「主催者側によると、ピンクカーペットで反応が最も大きかったそうだ。公式コンペティション部門に招待された唯一のアジアドラマであり、スクリーニング後だったので、観客が出演者や制作スタッフの名前を叫んでいた」と語った。ポスターを手に近づいてサインを求める人もいた。

 既に伝えられている通り、『Mother』は2010年に放映された日本テレビの同名ドラマを原作としている。今回のカンヌ国際シリーズ・フェスティバルには日本テレビ関係者も全日程を共に過ごした。それだけ原作者らも韓国版の満足度が高かったことがうかがえる。

キム・ユンジ記者
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