SMエンターテインメントを相手取り専属契約の無効を求める訴訟を起こした人気グループEXOの元メンバー、タオ(本名ファン・ズータオ)が敗訴した。
大法院(最高裁判所に相当)は15日、タオがSMエンターテインメントを相手取って起こした専属契約の無効を求める訴訟における上告審で、タオ側の訴えを退けた。
SMエンターテインメントは20日、「今回の結果は、大法院でSM(代理人・法務法人太平洋)とタオによる専属契約は有効だと宣言したもので、専属契約の無効や問題点などを訴えたタオ側の主張は2017年4月の第一審、10月の控訴審に続き、上告審でも全て棄却され終結。SMとタオによる専属契約は有効であり、順守すべきだということがあらためて明確になった」とコメントした。
SMエンターテインメントは「裁判部の賢明な判断を歓迎し、これまで同様、アジアのエンターテインメント産業の発展のため、契約を順守し、信義を守る文化が定着するよう最善を尽くす。また、中国はもちろん、そのたの地域でも当社および善意の提携会社が被害を被ることのないよう引き続き対応し、韓中両国の健全な文化産業の発展のため努力する」と主張している。
これに先立ち、タオは2015年8月、「専属契約期間10年はあまりにも長く、職業選択の自由、経済活動の自由が制限される」としてSMエンターテインメントを相手取り、専属契約の無効を求める訴訟を起こしていた。