『草葉たち』ベルリン映画祭公開「キム・ミニは女神」

『草葉たち』ベルリン映画祭公開「キム・ミニは女神」

 ベルリン国際映画祭で公開されたホン・サンス監督の新作『草葉たち(Grass)』に対し、外信各社から好評の声が相次いでいる。

 15日(現地時間)に開幕した第68回ベルリン国際映画祭で、フォーラム部門に招待されたホン・サンス監督の新作『草葉たち』が公開された。上映時間66分の白黒映画で、キム・ミニのほかチョン・ジニョン、キ・ジュボン、ソ・ヨンファ、キム・セビョク、イン・ジェホンらが出演している。小さなコーヒーショップで話をする人々と、その様子を観察しながら文章を書こうとする女性の物語だ。

 エンターテインメント誌「ハリウッド・リポーター」はレビューで「キャラクターと俳優たちを各映画で再活用しているが、ホン・サンス監督の映画は繰り返しだけでなく非常に相互作用が活発だ。『草葉たち』ではキム・ミニが断然際立った演技をしている」と評価した。これらキム・ミニがホン・サンス監督のこれまでの作品『その後(The Day After)』(2017)、『夜の海辺で一人(On the Beach at Night Alone)』(2016)に出演し、『夜の海辺で一人』では昨年のベルリン映画祭の主演女優賞を受賞していることにも触れた。

 『バラエティ』誌は「信じられないほど地味な1時間の話に驚くべきレベルの魅力的な複雑さを織り込んでいる」として、ホン・サンス監督は生産性においては誰にも負けないと評している。

 2015年に公開された『今は正しくあの時は間違い(Right Now, Wrong Then)』以降、『夜の海辺で一人』、『その後』、『クレアのカメラ(Claire\'s Camera)』(2017)、今回の『草葉たち』まで5作立て続けにホン・サンス監督の映画に出ているキム・ミニについては「ホン・サンスのミューズ(女神)」と呼んでいる。

キム・ヒョンロク記者
<記事、写真、画像の無断転載を禁じます。 Copyright (c)Chosunonline.com>
関連ニュース