半分に分けるのは割り勘だけではない。さまざまな味を楽しみたい消費者が増え、チキン店でも二つの味からなる「半々」が主流をなしているし、チャジャン麺(韓国式ジャージャー麺)とチャンポンを組み合わせたチャンチャ麺も人気だ。時代の変化とともに半々商品がよりいっそう多様化しているが、注目すべき半々商品にはどんなものがあるのだろうか。
◆ハイト眞露「ソメク半々カップ」
焼酎とビールを一緒に楽しみたいマニアたちのための「2018SSソメク(焼酎のビール割り)ホットアイテム」がある。ハイト眞露はフェイスブックを通じ、ビールと焼酎を半分ずつ味わえる「ソメク半々カップ」を売り出した。一般的なアイスドリンク用カップのような形をしているが、半分に分かれており、一方にハイトビールが、もう一方には焼酎(チャミスル)が入っている。焼酎も飲んでビールも飲みたい人たち、そして焼酎とビールを一緒に飲みたい人たちのためのアイテムで、すでに酒好きの人たちから注目を集めている。
◆Natuur「TWOコーヒー」
ブラックとラテは、チャジャン麺かチャンポンを選ぶときと同じくらい悩むメニューだ。そんな悩みを解決しようと、Natuur(ナチュール)では昨年、ブラックとラテを両方飲むことができるよう、半分ずつ入れた「TWOコーヒー」を発売。ソフトな味わいのラテも飲みたいし、ほろ苦いブラックコーヒー物みたい消費者のニーズを積極的に反映した商品だ。既存のブラックコーヒーとカフェラテの価格はそれぞれ2000ウォン(約200円)、2500ウォン(約250円)だったが、「TWOコーヒー」は3500ウォン(約350円)と少し高くなった代わり、容量を増やし、価格負担を減らした。「TWOコーヒー」は容器の特性上、ホットはなくアイスだけ提供される。
◆CU「半々ハンバーガー」「半々キンパプ」
コンビニ大手CUでは、二つのメニューを一度に味わえる半々軽食を発売。プルコギ(韓国風すき焼き)バーガーも食べたいしエビバーガーも食べたい人たちのため、「半々プルセウ(セウ=エビ)バーガー」を売り出し、マイルドなマヨネーズをベースとしたとんかつ、スパムが入ったキンパプ(韓国のり巻き)を味わえる「マヨマヨ半々キンパプ」もある。一人で食事をする人が急激に増えているが、さまざまなメニューを一度に食べられないという点に着目して開発されたもので、手ごろな価格で二つのメニューを同時に楽しむことができる。