【ソウル聯合ニュース】韓国で日本の小説を原作とする映画が相次いで公開される。
18日に公開される日本映画「美しい星」は三島由紀夫の同名小説を映画化した作品。父は火星人、息子は水星人、娘は金星人、母は地球人として覚醒した一家が危機に陥った地球を救うため奮闘するというストーリーだ。
来月公開の日本映画「ナミヤ雑貨店の奇蹟」は東野圭吾の同名小説を原作とする。身を隠すためナミヤ雑貨店に逃げ込んだ3人の泥棒が過去から届いた悩み相談の手紙に答えることで繰り広げられる物語を描いた。
韓国で2012年に出版された同小説の韓国語版は7年連続ベストセラーを記録しており、日本小説のうち過去10年間で最も多く売れた作品でもある。
韓国にも少なからぬ読者がいる伊坂幸太郎の小説「ゴールデンスランバー」も韓国で映画化された。ある日突然、殺人の濡れ衣を着せられた男が疑いを晴らすため奮闘する3日間を描いた。ソウル都心で大統領候補が暗殺される事件が起きるという設定に脚色された。ノ・ドンソク監督がメガホンを取り、俳優のカン・ドンウォンが暗殺犯に疑われ逃亡するゴンウを演じた。来月の旧正月(今年は2月16日)の連休に合わせ封切られる。
今年公開される韓国映画「いま、会いにゆきます」は市川拓司の同名小説が原作。1年後の雨の季節に戻ってくるという言葉を残して亡くなったスアが、記憶を失った状態で夫のウジンと息子の前に再び現れてからの物語を描いた。俳優のソ・ジソブがウジンを、女優のソン・イェジンがスアを演じた。