済州道ではミカンを使ったさまざまなデザートを味わうことができる。見た目だけでなく、一風変わった雰囲気も楽しめる「ミカンデザート」ツアーを試してみてはいかがだろう。
西帰浦市城山邑古城里の「タルリマン」は、ソプチコジと呼ばれる岬に向かう途中にあるシンヤンソプチ海水浴場近くの路地に位置する小さなカフェだ。中庭の四方が建物で囲まれており、店内からフォトゾーンまで、目を引く場所が多い。ミカンタルト(4500ウォン=約450円)やミカンティラミス(5000ウォン=約500円)、ミカンゼリー(1000ウォン=約100円)、生ミカンジュース(4500ウォン)、ミカンエード(4500ウォン)など、ミカンを使ったデザートが豊富なので、好みに合わせてセレクトするとよい。さわやかな甘さで歯ごたえがいいミカン大福(2000ウォン=約200円)を半分に切ると、見た目が独特で人気だ。
カフェに生まれ変わったミカン倉庫で味わうデザートは、よりいっそう味わい深い。済州市朝天邑咸徳里の「ミカンの花」ではプリプリミカンラテ(6500ウォン=約650円)、ミカンエード(7000ウォン=700円)、ミカンジュース(6000ウォン=約600円)、ミカン茶(6000ウォン)などのドリンクメニューを楽しめる。真心込めて作られたドリンクは、味だけでなく見た目もよく、目と心を満たしてくれる。代表的なメニューであるもち米ヨモギワッフル(9000ウォン=約900円)は、もちっとした食感が独特だ。ワッフルとともに提供されるミカンジャムが絶妙にマッチしている。
西帰浦市のミカン博物館に立ち寄ったら、カフェ「クムナダ」でミカンデザートを食べながら一休みするとよい。博物館2階にあるカフェでは見事な景色を楽しみながら、青ミカン茶(3000ウォン=約300円)や漢拏峰(ハルラボン=済州島特産の柑橘類)茶(3000ウォン)、ミカンヨーグルトスムージー(3500ウォン=約350円)、ミカンマフィン(3000ウォン)などを味わうことができる。手作りのお茶やエードは甘すぎずさわやかな口当たりだ。果肉の入ったマフィンはしっとりとしていて香ばしい。
済州道を象徴するトルハルバン(済州島名物の石像)の形をしたミカンハルバンも絶対に外せないデザートの一つ。小さくてかわいらしい形をしており、ミカンを練り込んだ生地にミカンジャムを入れて焼いたもので、しっとりしていて甘酸っぱい。済州市の東門市場や西帰浦市のオルレ市場など、主な観光スポットに支店がある。8個入りで3000ウォン、12個入りは4000ウォン(約400円)、32個入りは1万ウォン(約1000円)で、ギフト用は4個入り2000ウォン、12個入り5000ウォン、32個入り1万2000ウォン(約1200円)など。トルハルバンの形が独特なミカンジュース(3500ウォン)、青ミカンジュース(3500ウォン)もさわやかな味わいだ。