韓国国民は冬にどんなところへ旅行に出掛けるのだろうか。現代MNソフトがスマートフォン(多機能携帯電話端末)のナビゲーションアプリ「Mappy」の目的地検索ワードを分析し、冬に韓国国民が最も多く訪れる観光地を発表した。冬に人気の観光スポットランキングと特徴を見てみよう。
【冬に人気の観光地】
1:慶尚北道盈徳郡・江口港
目的地検索ワード上位500語を分析した結果、1位は慶尚北道盈徳郡の江口港だということが分かった。慶尚北道盈徳郡江口面江口里にある江口港は、盈徳郡で最も大きな港で、ズワイガニで有名なところだ。特に11月から翌年4、5月まで、ズワイガニの旬の時期には多くのズワイガニ漁船が江口港に集結し、別名「ズワイガニ通り」と呼ばれる食堂街が3キロメートルにわたって続くなど、ズワイガニを味わうのにピッタリのスポットに挙げられる。それだけでなく、江口港の北側には幻のドライブコースといわれる海岸道路があり、日の出公園、半生イカ村、風力発電機などを見て回ることもできる。
2:全州韓屋村
全羅北道全州市にある全州韓屋(韓国の伝統家屋)村はおよそ700棟の韓屋からなる観光スポットで、韓服(韓国の伝統衣装)のレンタルや韓屋村体験、伝統酒体験のほか、文化公演観覧、さまざまな食べ歩きなどを楽しむため、年間1000万人が訪れる観光名所で、四季を問わず人気のスポットだ。
3:束草中央市場
江原道束草市の束草中央市場では、新鮮な魚やタッカンジョン(甘辛ダレを絡めた鶏から揚げ)など、さままざまなグルメを楽しむことができ、家族旅行にピッタリだ。それだけではなく、人気ドラマ『秋の童話』のロケ地でもある上、スンデ(豚の腸に豚の血や野菜、もち米、春雨などを詰めた食べ物)などで有名なアバイ村、寒い冬に体を温めてくれる尺山温泉などが近くにあるため、老若男女誰でも楽しめる場所だ。
4:仁川市・蘇莱浦口
仁川市内にある蘇莱浦口は、冬に新鮮な刺し身を味わえる蘇莱浦口在来市場、静かな雰囲気の蘇莱湿地生態公園などがあり、人気を集めている。
そのほか、屋内外にさまざまな娯楽施設があり、家族みんなで楽しめるロッテワールド、そり遊び場「スノーバスター」など冬のレジャー施設がオープンしたエバーランドがそれぞれ5位、6位に入り、全羅北道茂朱郡の徳裕山リゾート(7位)、忠清南道保寧市の大川海水浴場(8位)、江原道江陵市の注文津港(9位)、慶尚南道統営市の統営中央市場(10位)が、昨冬最も多くの人が訪れた観光地トップ10に入った。