チョウセンゴミシ・ブランデーVS海外の蒸留酒、試飲会盛況

 農林畜産食品部(省に相当)によって「訪ねる醸造場」に指定されているワイナリー「オミナラ」(慶尚北道聞慶市)でつくられた最高級ブランデー「コウンダル(美しい月の意)」と高級ウイスキー「ジョニー・
ウォーカー・ブルー・ラベル」の比較試飲会が10月18日、ソウル市中区明洞の韓国料理店「月香」で開催された。

チョウセンゴミシ・ブランデーVS海外の蒸留酒、試飲会盛況

 今回のイベントは、韓国初のマスターブレンダーで韓国ウイスキー協会副会長を務める、オミナラのイ・ジョンギ博士が主催した。韓国の蒸留酒と海外の蒸留酒を比較し、味や香りで十分に競争力があるということを証明するために企画されたものだ。

 チョウセンゴミシ・ブランデー「コウンダル」は、質の高いチョウセンゴミシを使って3年発酵・熟成させた韓国最高級ワイン「オミロゼ」を蒸留した後、さらに3年熟成させた商品だ。価格は40万ウォン(約4万円)ほどで、韓国のブランデーの中では最高級。特に、蒸留酒なのにもかかわらず、チョウセンゴミシが持っている五つの味、甘味、酸味、苦味、辛み、塩味が全て、ほのかに感じられる。そのため、最も韓国らしいブランデーと評価されている。

チョウセンゴミシ・ブランデーVS海外の蒸留酒、試飲会盛況

 この日のイベントでは、食前酒として提供されたワイン「オミロゼ」を皮切りに、だんだん度数の高いものへと進み、リンゴ・ブランデー「聞慶の風」、「ジョニー・ ウォーカー・ブルー・ラベル」、最後にアルコール度数52度の「コウンダル」が登場。2時間にわたり、イ・ジョンギ博士による蒸留酒とワインに関するさまざまなトークが展開され、韓国産食材が持つ可能性および発展方向に関する議論も繰り広げられた。

 試飲会に出席した元記者のチャン・ジュヌ・シェフは「ジョニー・ ウォーカー・ブルー・ラベルとの比較試飲を通じ、韓国産ブランデーの成長可能性を確認した。国産農産物でつくられたさまざまな酒を、これからもっと探してみたい」と語った。

チャン・ヒジュ記者
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