ソン・ジュンギ結婚式でドローン、中国メディア立件

ソン・ジュンギ結婚式でドローン、中国メディア立件

 俳優ソン・ジュンギと女優ソン・ヘギョの結婚式で違法にドローンを飛ばした中国メディアの関係者が立件された。

 韓国軍の首都防衛司令部は1日、イーデイリーの電話取材に応じて「ソン・ジュンギとソン・ヘギョの結婚式で違法にドローンを飛ばした中国メディアの関係者を、警察に刑事立件した」とコメントした。当該メディアに対する刑事処罰は避けられないものとみられる。ただし、そのメディアがどこなのかは、正確には明らかにされていない。

 当時、結婚式の現場にはアジア各国からおよそ20のメディアが集まっていた。2-3機のドローンが式場上空を飛び、実際およそ10機のドローンが準備されていたという。これらのドローンは、ソン・ジュンギ&ソン・ヘギョとお祝いに集まった出席者の一挙手一投足を撮影した。このうち、中国メディア「i feng.com」は中国版ツイッター「微博(ウェイボー)」を通して生中継も行った。同メディアは、ソウル市中区奨忠洞の新羅ホテル迎賓館一帯でドローンを飛ばし、事務所やホテル側に事前の通知もしなかった。

 南北がにらみあっている状況にあるため、ソウル市内の大部分ではドローンを飛ばすことができない。新羅ホテルなど一部の多衆利用施設はA級飛行禁止区域に定められている。大規模な建物の場合、人が多く、プライバシーの侵害だけでなく国の安全を害するおそれもあり、ドローンの飛行を厳しく禁止している。もしもこれに違反すると、航空安全法129条「超軽量飛行装置の操縦者等の遵守事項」に基づき、200万ウォン(約20万円)以下の過料に処される。また、これとは別に市民の安全が大きく脅かされたり肖像権・プライバシーの侵害などの問題が生じた場合は、刑事処罰を受けることもあり得る。

 ドローンを違法に飛ばしてソン・ジュンギとソン・ヘギョの結婚式の場面を撮影した一部メディアに対しては、ファンの批判も強い。故キム・ジュヒョクの突然の交通事故で韓国の芸能界が沈鬱な雰囲気にあるのを、ほぼ商業的にのみ利用したという批判に直面している。これに先立ち、中国のある大手ポータルサイトは2人に結婚式の生中継を要請し、最大150億ウォン(約15億円)まで用意した。しかし2人は、金額を尋ねもせずに提案を拒絶し、非公開で静かに式を進めた。

チェ・サンウ記者
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