イ・ジヌク虚偽告訴事件、控訴審で被告に懲役2年求刑

イ・ジヌク虚偽告訴事件、控訴審で被告に懲役2年求刑

 俳優イ・ジヌクを性的暴行で告訴したものの、後に虚偽告訴の罪で起訴された30代の女性に対し、検察が控訴審で懲役2年を求刑した。

 27日に「ニュース1」が報じたところによると、検察は同日、ソウル市瑞草区のソウル中央地裁第2刑事部で開かれた被告の虚偽告訴罪の控訴審において、原審の無罪判決破棄と共に懲役2年を求刑した。

 被告の弁護人は「(虚偽告訴を行う)動機がなく、これまで告訴など刑事事件に巻き込まれたことも、金銭的補償が必要な状況でもなかった」という理由から、原審判決が妥当だと主張した。

 被告の女性は最終陳述で「全てが本当におかしい。なぜ全ての捜査過程で男性から質問されないといけないのか、なぜその人たちから『(関係がいやだったのなら)どうして声を上げなかったのか』と酷いことを言われないといけないのか、なぜおかしなうわさや書き込みに苦しまないといけないのか、つらいことばかり。芸能人ならありがたく思うことだ、という話まで聞かないといけないなんて。なぜこんな状況にまでならないといけないのか、つらい」と発言した。

 この女性は昨年7月14日、イ・ジヌクから性的暴行を受けたとして告訴状を出し、イ・ジヌク川は直ちにこの女性を虚偽告訴で訴えた。その後、警察はイ・ジヌクについては嫌疑なし、女性については虚偽告訴で検察に送致した。女性は今年6月に1審で無罪判決を受けたが、検察がこれを不服として控訴していた。

キム・ヒョンロク記者
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