配給会社が16日発表したところによると、映画『ミオク』(イ・アンギュ監督)が第50回シッチェス・カタロニア国際映画祭で、前回(第49回)の『哭声/コクソン』に続き、フォーカス・アジア部門の最優秀作品賞を受賞したという。
『ミオク』は、犯罪組織を財界の有力企業へと育て上げた組織ナンバー2のナ・ヒョンジョン(キム・ヘス)と、彼女のために組織の仕事人になったイム・サンフン(イ・ソンギュン)、そして出世を目前にして二人に弱みを握られたチェ・デシク(イ・ヒジュン)、崖っぷちで最後のチャンスのつかんだ3人の戦いを描く作品。
『ミオク』の今回の受賞は、今年招待されたアジア映画の中で最高の作品を選ぶフォーカス・アジア部門で成し遂げた快挙。なお、2013年には『新しき世界』、2015年には『ベテラン』、2016年には『哭声/コクソン』が同部門で最優秀作品賞を受賞している。
演出を手掛けたイ・アンギュ監督は「映画で手にする最初の賞をシッチェス・カタロニア国際映画祭で受賞することができ、光栄だ。デビュー作に対する応援のメッセージだと思う。感謝している」とコメントした。
なお、『ミオク』は11月9日公開予定。